Googleのパーソナライズドホームってすげえな。

ニュースサイト提供のRSSフィードを片っ端から登録して、ブラウザのトップページにした。
ブラウザを立ち上げるだけで、今日のニュース、今日の天気、今やってるテレビ番組が向こうから飛び込んできてくれる。
2ちゃんねるのニュース速報を見れば、世間が何に反感を抱いているかを知ることができる(主に)。
オンラインゲームサイトのフィードを登録すれば、イベントの告知なんかも載せてくれる。
これらの大量の情報に通じる見出しが、ブラウザの画面一枚分に濃縮され表示されるのだ。
見ているのはパソコンの液晶画面だというのに、まるで世界と直接つながって自分の目・耳で見聞きしている気もしてくる。
イメージは朝のニュース番組に似ている。違うのは、画面が十数個あり、それぞれが違うニュースを流しているということだ。
多くの画面といえば、映画マトリックスで人間がつながれた仮想現実システムの中枢、アーキテクトの部屋を思い出した。
「監視」の象徴として、初老の老人が住まう部屋は壁一面テレビモニタで埋め尽くされている。そんなかんじ。
違うのは、ブラウザの向こうの世界に対し、俺は何の支配権も持っていないこと。
支配権がないというのは言葉のあやだ。俺は選挙権を持っているから、政治にいちゃもんつけられるし、それに生きているというだけで、多かれ少なかれ地域の社会には参画しているというものだ。
しかし、このインターネットが見せてくれる紙芝居はスケールがでかい。
俺のできることなんてホンノチョット(・ω・`)ショボーン、てな感じもしてくる。
人間は千里眼をもう手に入れちゃってるのかなー、とか思ったりしたりした。
体の組織が神経系でつながって生物になったように、人間同士をつなぐ機械仕掛けの神経ネットワークが完成して、何かになっちゃうのかなー、とか思ったりしなかったりした。