Firefox 3.6のPersonas機能について

Firefox 3.6にアップグレードすると、もれなくPersonasという機能がついてくる。
これはブラウザの見た目を簡単に着せ替えることができる機能で、「ツール」メニューの「Personas」から設定できる。
Personasは今まで拡張機能の一つとして提供されていたものだが、Firefox 3.6から本体に組み込まれる形となった。Firefoxを開発しているMozillaの発表を要約すると、「ブラウザ本体を改良するのに、これまでの拡張機能とテーマの互換性チェックをするのがすげー面倒くさい。だからそれぞれ JetPackPersonas というアドオンに絞り込もうと思っている。」とのこと。
※要約していないソースはたとえばココ。ITmedia
私個人の感想は、Personasはアドオンとして今までもインストールして、気に入ったテーマを表示して使ってきたので、それが本体に組み込まれるのは問題ない。しかしそれによって今までできていたことができなくなる、となるとちょっと嫌だ。そして現在のPersonasにはその嫌な所が1つある。
Personasでできなくなったこと。それは別テーマとの共生。
現時点でPersonasを有効にすると、選択した画像がテーマとして登録されるため、以下のようにブラウザのボタンがFirefoxの標準テーマのものになる。ちなみにペルソナはPro Lightningというもの。斜線と稲妻の組み合わせがシンプルです。
(※厳密にはFirefox3.6+Personas1.4)
それに対して今までのPersonasはあくまでも拡張機能の一つという位置づけだったので、それとは別にテーマを使用することができた。使用テーマはシンプル系のWhitehart。

どちらが良いかは個人の好みだろう。新しいバージョンではタブが半透明で、タブバーの背景も後ろの画像が表示されており、背景が広く見えるようになっているのでそちらを好む人も少なくないと思われる。
ですが、ですが、私は前に使っていたテーマWhitehartのアイコンが好きだったのです。
Personasは昨年11月ころに1.4が出た後、Firefox 3.6がリリースされる前に1.5に改版されている。どうやらこのときからできなくなっているらしい。ということはPersonas1.4を改めてインストールしてやればよいのである。Mozilla Add-onsのPersonasのページを見ると最新版の1.5.1しかダウンロードできないように見えるが、下にあるリリースノートのバージョン番号のリンクをクリックすると今までのバージョン履歴ページに飛ぶことができ、そこから以前のバージョンのアドオンをゲットできる。
Personasのバージョン履歴
以上、3.6にアップしてどことなくフラストレーションを感じていた方は試してみるとよいかもしれません。Mozillaの中の人はいい顔をしないかもしれないけど。
#うーん。欲を言えば、最新版のようにタブバーが半透明で、かつWhitehartのボタンだったら良いのだが。。。