JSymphonic

ネットワークウォークマン向けの音楽ファイル転送ソフトにはSony純正のSonicStageがあるが、その代用となるかもしれないオープンソースソフトが開発中である。その名も「JSymphonic」。

NWウォークマンはUSBでパソコンにつなぐことができるが、音楽ファイルをエクスプローラでコピーしても認識してくれず、SonicStageなどの転送ソフトで変換を行う必要がある。(最近の機種だと必要ないらしいが。)ウォークマン向けの簡易転送ソフト「NW-E00X_MP3_File_Manager」については以前この日記でもとりあげたが、転送したときにアーティスト名を設定してくれないなどの問題点があった。今後の開発に期待していたのだが、ver0.17a で開発が停止してしまっている。そのかわりに同じ作者が立ち上げた後継プロジェクトが JSymphonic のようだ。現在 Version 0.3.0b がダウンロードできる。

特徴としてはJavaで作成されているため、WindowsだけではなくMacLinuxでも動かすことができる(はず。未検証)。ファイルサイズは1.4メガ程度なのでプレイヤー本体にインストールすることもでき、Javaランタイムが入ったパソコンに接続して起動することができる。そしてオープンソースソフトなので使用は無料で、やる気と技術とアイディア(と英語力)があれば開発に参加することも不可能ではない。
この新ソフトはアーティスト名の転送がきちんとできるのがうれしい。また、PCのフォルダとプレイヤーを左右に並べて表示するので、より直感的になったと思われる。いま実装されているのは基本的なファイル転送のみだが、カバーイメージの転送機能も現在開発中とのこと。
画面は英語だが読むべき部分はそれほど多くない。

  1. プレイヤーをパソコンに接続し、ダウンロード・解凍したjarファイルをダブルクリックで起動する。
  2. プレイヤーのパスと世代を入力し、Applyボタンを押す。
  3. メニューの[JSymphonic]-[Properties]をクリックし、表示された画面の[Edit]ボタンを押す。Local Path のところに音楽ファイルがあるフォルダや、iTunesのライブラリフォルダを指定する。他の設定は必須ではないので、OKを押す。
  4. あとは特に説明が必要ない。転送したいファイルを選んで、Import or Export すればよい。Importはローカル→プレイヤー、Exportはプレイヤー→ローカルのコピーである。