オール・ユー・ニード・イズ・キル

久しぶりに長い休みが取れたものの、旅行に行く元気もないし、映画でも見るかー、と思った夏の日。
なんか天気が微妙なんですよね。夏休みなのに、水に入らずにいられないというほど暑くない。
近所の映画館の予定表を見て、一番見たそうなのを見に行きました。

事前の予備知識は、
・日本人作家の小説がハリウッドの目にとまり原作に
・主演はトム・クルーズ
・強化スーツで戦う&死んでもループする
このくらい。GANTZみたいだなぁと思った。

見た感想。
トム・クルーズが理不尽に死にまくります。
リアル覚えゲーです。
イワナ じゃねーか!

死にまくったトムさんは自分の安全や悲惨な戦場に関心がなくなり、一つの目的に向かって何度も繰り返し戦い続けます。
ほむら じゃねーか!

トムさんの奇妙な能力は、敵の体液を浴びて敵の精神とシンクロしてしまったためのようです。
Xファイルのブラックオイル第9地区 か!?

ビーチの戦いは偽りの決戦と知り、やがて舞台はフランスのパリ、ルーブル美術館の地下に大事なものがあるという話に。
ダ・ヴィンチ・コード かよ!

戦闘機が敵地に攻め入る。無数の触手生物が船体に遅いかかる。それを機関銃で撃墜する2足歩行強化装甲の人間。
マトリックス・レボリューションズ!!!

映画は面白くて楽しめた。
日曜洋画劇場で2時間観て、あーおもしろかった、といって眠りにつく、そのくらいの面白さ。
具体的にいえば「アライバル」くらいの面白さ。
原作が日本初なせいか、妙にデジャブを感じるシーンが多い。原作を読んだことないのでわからないけど。
日本人は時を操る能力が好きだよねー。この能力もバイツァダストそのものだし。
なんか映画全体がゲームみたいなんだよなぁ。基本はプレイヤー一人の戦いで、行き詰ったり新たな発見があった時に仲間の助けをかりて新しいステージに進む。
どうでもいいけど、最近ゲームのMGS2をプレイしていたので、水に潜るシーンを見るとついO2ゲージを気にしてしまうよ。

ヒロインである女性との関係が、設定上ラブロマンスになりえないのも面白い。リタさん落ち着け。頼むから銃下ろせ。
女性の死が不可避である現実に打たれ、声をかけるのをやめるシーンが切ない。

8/15追記
ED曲が耳に残ってる。強化スーツのCG映像とともにカッコよかった。
www.youtube.com
ビーチの雰囲気はスターシップ・トゥルーパーズにも似てるかな。
リタさん視点からだと常にトムとは出会って1日なんだな。そら思い入れも何もないよな。

あと一つだけ。
イザナミだ。