フォースの覚醒

結局、昨日の夜、アマゾンでレンタルして観た。23:00〜25:30。眠かった。
映画単品としては、ローグ・ワンのほうが面白く感じた。
しかし誤解がないように言っておきたいが、スピンオフと本編は全く別だ。
スピンオフは過去作の素材を使ったいわばリミックスであるのに対して、新3部作は全くの新しい物語の創造だ。
世界中のほとんどの人間が、新3部作がこれからどこへ向かうのか知らない。
真の評価は3部作が完結したあとに下されるべきだろう。
映像は素晴らしかった。
なんせ眠かったので、ストーリーがWikipediaの通りだなぁ、くらいの意識で見てたので、今日もう一回見ながらレビューを書こうと思う。

以下、ネタバレ全開。

エピソード6の勝利で、皇帝とダースベイダーは死に、帝国は崩壊に向かったと思われる。
シスはシステム的にもう現れず、ジェダイもルークを残すのみだったかな?
エピソード7はそれから約30年後。
旧3部作の登場人物の子供たちの世代。

物語はおおむね、エピソード4をなぞる形で進む。
重要な機密がドロイドに託される。それを惑星ジャクーの砂漠に住むゴミ漁りの少女レイが拾い、事件に巻き込まれていく。
途中で知りあった元ストームトルーパーのフィンとともに、どこかで見たような宇宙船にのりこむ。そこにまさかのハン・ソロとチューバッカが登場。
一方、帝国亡き後、ファースト・オーダーという勢力が組織を引き継いでいた。謎の最高指導者スノークのもと、黒装束に身を包むカイロ・レンが暗躍していた。
実はドロイドに託されたのは失踪したルーク・スカイウォーカーの居場所を示す地図の切れ端で、ファースト・オーダーは反乱軍にルークの位置を知られたくないらしい。
なんやかんやあって、レイには強いフォースの力があることが判明。
そしてカイロ・レンはハン・ソロの息子、ベン・ソロであり、ダース・ベイダーの孫であることが判明する。
レイは地図とライトセーバーに導かれ、ルークのもとにたどり着く。
そこでエピソード7は終わり。

7は、新しい物語を展開するための登場人物紹介という印象。
そして一つの謎が残された。レイの家族は誰なのか?
レイの役名には姓がない。そして辺境の星で一人で生きていた。
映画を見た人のほとんどは、レイ・スカイウォーカーなのでは?と思うだろう。つまりルークの娘だ。
しかし監督のJ.J.エイブラムズはインタビューでレイの両親は誰なのか?の質問にこう答えている。

Rey’s parents are not in Episode 7. So I can’t possibly tell you who they are at this moment. But all I will say is that this is something that Rey thinks about, too.
レイの両親はエピソード7にいない。だから現時点でそれが誰とは言えない。ただ言えるのは、(両親が誰なのか?と)レイも同じことを考えているということ。

J.J. Abrams Just Revealed This Detail About Rey's Parents

ルークでもない、ソロ&レイアでもない、でも強いフォースをもつ。
うーん、一体、何ケノービさんなんだ?
もしかすると皇帝の末娘、なんてこともあったりして。
パッと見はパドメなんだけどなぁ。

今もう一度見ているけど、古き良きハリウッドエンターテイメントみたいな感じでいいね。
ハリソン・フォードはやっぱりスターだ。もうこれがインディ・ジョーンズの最新作でいいんじゃないか?

ローグ・ワンでも思ったんだけど、トンファー流行ってるのかなぁ?

もう一度見直したけど、兵器を破壊してからルークを見つけるまでの展開が粗末だな。
そこまですごくよかったのに、レイは意味不明に強いし、とってつけたような地割れで戦闘中断するし、R2-D2は地図の残りの部分を、ぴったりBB-8が持っている以外の部分を、なぜか持ってるし。うーん。なんかもうちょっと無いんすかね?
レイはフォースという言葉を聞いて、ゲンドーソー先生のインストラクションを思い出し、チャドー呼吸で回復力を高め、カイロニンジャ=サンをうち破ったんだよね。それで納得できるレベルの展開だった。
まあ、3部作の1なんてそんなもんだよね。エピソード1も、4も、とりあえずの勝利でハッピームードで終わり、次作につなげる。今はエピソード8に期待するしかない。