ASIAN KUNG-FU GENERATION ファン感謝祭

年1くらいのペースで追っかけておりますが、
9/14(土)、AKGの10周年記念ライブに行ってきました。
ファンが聞きたい曲をホームページで募集し、上位の曲を実際にライブ演奏するという企画。
5月くらいにチケットがとれて、それからしばらく放置しながら心の中で楽しみにしていたのですが、
前日になって中間集計のリストを見ると・・・、まあ、そうだよね。。
これまでのライブもそれなりにお客に受けの良い曲をセレクトしてきたのだろうから、
今回の曲目も、やっぱり、いつもの感じになってしまう印象。。
申し込んだときは断然14日と思っていましたが、いろんなゲストがくる15日もよかったかなぁ。

演奏はやっぱり素晴らしかった。去年、一昨年と数回観た中でもゴッチの声がよく出てた気がする。
建さんは汗で服の色が変わるほどだった。
横浜スタジアムということで、音がそのまま空に抜けていく感じが気持ちよかった。
サプライズの花火も見れたし。(演出でもなんでもなく、近くでスピッツが単独ライブやってたらしく、それ?)

通常あまり聞けない曲だと、「Hold me tight」「夏蝉」「脈打つ生命」「十二進法の夕景」「未だ見ぬ明日に」などをやってくれました。
自分は「十二進法の夕景」に投票していたので嬉しい! ほとんどCDで聴いているのと同じような演奏。あいかわらず再現度高けーなオイ。
2部構成になっていて、第1部は「夏の日、残像」「アンダースタンド」など古い曲から、「迷子犬」「橙」など新しめの曲、「リライト」や「君の街まで」など有名曲を含め、短いトークをはさみつつ19曲ぶっ続け。
終わりころにゴッチが一言、「まだ上位曲はやってないからね」。な、なんだってーーー!?

暑い。のど渇いた。20分の休憩で必死に水分を求めて売店へ。スタジアムはアリーナでも飲食可だったので、ペットボトル持ち込めばよかった。。

で、第2部は10位から1位の曲をカウントダウン方式で。
しかも、ファン投票の順位の下に、アジカンメンバー内の投票順位が表示されるおまけつき。
10位、「絵画教室」・・・メンバー内、88位。ちょっww
9位、「それでは、また明日」・・・メンバー内、9位。おおっ!
みたいな。
自分の位置からだと機材がジャマで7位〜5位くらいが見えなかった。「或る街の群青」が8位くらい、「海岸通り」が3位だったかな?
定番の「君という花」「Re:Re:」がメンバー内でそんなに高くないのが意外だった。もう完成されちまって飽きてるのかな?
こちらのブログにセットリストとメンバー内順位がまとめられていたので、勝手にリンクさせていただきます。
http://blog.livedoor.jp/sasakurejs/archives/32965345.html

「海岸通り」ってきれいな曲だけど地味って印象だったけど、ライブで聴くと謎の浄化作用がある。
「シャンペン・スーパーノヴァ」的な。どこか「ワンダーウォール」的な。よくわからないけどw
曲が終わったあと、何かが洗い流されてしまった気がして、これから締めに入るのだな、と一抹の寂しさがある。

ソラニン」はシンプルで良い曲だけど、ファン投票で1位になる曲ではないと思ってた。思ってた、が、そうではなかった。
アジカンの曲を思い浮かべた時に、真っ先にソラニンが浮かぶ人がけっこうたくさんいるのだろう。これは曲げようのない事実なのだろう。やはりメジャーな映画の主題歌というのは知名度、影響度ともにすごいものがあるのだろう。
ライブに行って驚いたのが、30代くらいの夫婦が10歳くらいの子供をつれて聴きにきていたり、『「遥か彼方」って相当古いよね、子供のころナルトで聴いたことある』みたいな若い世代が多く来ていたことだ。
自分も本格的に聞き始めたのはここ3,4年のことなので先輩面するわけではないが、彼らにとってアジカンは映画ソラニンの人であり、映画ナルトの人であるのだろう。自分にとってアジカンが君繋の印象的なジャケットだったりリライトの人であるように、10年もやっていれば色々なとらえかたで受け入れられていくのだろう、というのを実感した。

セットリスト:http://www.akglive.com/10th/