空中ブランコ

やばいなこれ。おもしろすぎる。
伊良部先生、そんなに注射が好きか。飽きもせず。
しかも先生のハチャメチャ治療パターンでとんとん進んで、最後のなんだコレ。マユミちゃんはともかく、さくらさんの熱さにこっちもぼーっとなってしまった。その展開は予想外。
表題作も地味だけど気持ちが良くわかるので冒頭からひきこまれた。あんまりこのパターンで進むと道徳臭くなってしまうが、そこら辺は続く2,3編での伊良部先生の無茶苦茶っぷりと文章の軽妙さででいい感じに打ち消されていて、単行本として何コレただの名作じゃんか。
3部作の真ん中らしいので、他のも読みたくなった。