Internet Explorer Developer Toolbar ?

2007/11/10の日記で、IEのエラーメッセージのあまりの使えなさを嘆いた。
とにかくIEは開発者フレンドリーではない。
もともとブラウザなんだからブラウズできればそれでいいのだけれども、
Firefoxの開発環境の充実ぶりに慣れてしまうと・・・

ちなみにFirefoxには以下のような開発者向け機能がある。

  • Firebug:HTMLツリー表示+CSS編集+JavaScriptデバッグ+ネットワーク時間計測が可能になる神ツール。拡張機能
  • エラーコンソール:IEよりはずっと頼りになるエラーメッセージ。CSSの不正も警告してくれる。標準機能。
  • Web DeveloperCSS編集+α。Firebugを知る前はこれを使っていた。拡張機能
  • ページ情報:フォームからsubmitで渡されたフィールドの値とかリンク一覧とかメディア一覧とかいろいろ知れる。標準機能。


さて本題。
その後知ったのだが、Internet Explorer Developer Toolbar(正式版)なるものが去年の5月にこっそり出来ていたらしい。
レビュー記事を見たところ、IE版のFirebugか??と思わず期待してしまった。
早速インストール。
結論から先に言うと、期待はずれでした。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=e59c3964-672d-4511-bb3e-2d5e1db91038&DisplayLang=en
こちらからダウンロードし、インストールするとブラウザの再起動を要求されます。
再起動すると、あれ、何も変わらないじゃん。
と、思いきや、検索バーの下にちっこいアイコンが追加。隠されてるし。(IE7の場合)
クリックすると、画面下半分にHTMLツリーが表示される。おぉぉ。
・・・。
HTML上の文字列を変更できません。(一部属性は変更できる)
CSS変更できません。(ベータ版以前にはあったらしいが、正式版には無い???)
英語です。
使い方が直感的にわかりません。
・・・(泣)。
まあ、画面をクリックして要素を選択できたり、選択部分のソース表示や、キャッシュの削除など、使えそうな機能はある。
ユーザにとっては小さな一歩だが、IEにとっては大きな一歩だ。
マイクロソフト頑張れー。

ところでIE7で無くなったメニューバー
Altを押すとポコッとでてくるの、どれだけの人が知ってるんでしょうか。
知らない人に説明するとみんな苦笑してくれるので僕は好きですが。