マッハ!  

GyaOで見た。(最近そればっかり。)
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田舎の村で神聖なる仏像の頭が盗まれた。
村の青年ティンは取り戻す旅に出る。
欲望渦巻くバンコクで彼は事件に巻き込まれる。
しかし彼はムエタイの達人だったのです。
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最初は、これはヤマカシかなと思った。
次に、金かけなくてもリローデッドと同じものが作れんじゃんと思った。
そして、何かナショナリズム強そうだなと思った。
しかし、これは何も考えていない純粋な娯楽だと思った。
すると、つまりこれはカンフー映画だと思った。
また、どちらかといえばブルース・りー寄りかなと思った。
最後に、ジャッキー・チェンじゃねえか!と思った。
要するに、この映画はアジアン・カンフー映画の最新作です。
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あれ前に見たかなというシーンやストーリー展開があって懐かしい感じがする。
賭けムエタイはホットショット2で見た気がするし、リング上の戦いはどっかのボクシング映画にありそうだ。
無駄な戦いを好まない青年に女性を人質に取る悪者、王道の展開。
途中のチェイスはリローデッドかタクシーだ。
少林サッカーも見ていないはずがない。瞳に炎が灯ったもん。
最後は棒術やら巨大仏頭やらでムエタイじゃないものも混じっている。
30年前の映画の焼き直しじゃないぞ。タイの映画界もまたハリウッドから何やら最新の映画・文化を消化しているのだ。侮るべからず。
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仏像にあんだけ命をかけ、正当防衛を超える暴力を行うのがちょっと理解できない。
しいていうなら、仏像に結びついた郷土心、自分の出身のプライドということか。
タイ国内での感想が聞いてみたいもんだ。
そういえば愛知万博ベトナムパビリオンに行ったら仏教一色でびっくりした。
スリランカも然り。
ならば本場のタイじゃ俺らの仏教に対する感覚を軽く超えているんだろうか。