パンク修理剤

京浜東北線で2駅ほどはなれたところまでチャリで移動。
用事を済ませて帰ろうと思ったら、あなや、前輪がパンク。へなへなになっていた。
自分で何回か修理したこともあるが、結局お店に頼むのが一番てっとりばやいという結論に達していた私は自転車店を探す。
だが、ない。
歩いて歩いてついに1万歩を越えてしまったが(by万歩計@携帯)、見つからず、やがて日も暮れて、日曜の夜じゃもう閉まってるよなぁ・・。
と、自分で直すことを決意した。
修理には修理セット(パッチ・のり・工具)と空気入れ(エア缶でもよい)が必要である。
だが困っているときに限ってなかなか見当たらない。
小さな雑貨店で見つけた修理セット一式 \1,280 ぼったくりだぜー
そんなに高いわけがない、という思いと、これを逃して後悔するのやだな、という思いの間で葛藤するが、金銭感覚が勝利した。
さらに歩く。
あそこに見えるはヨドバシカメラ。家電量販店だが、自転車グッズも充実していることで有名。電動自転車は家電なのか?
修理用品も無難にそろえてあったが、そこで目にしたのが「パンク修理剤」なるもの。
見た目は制汗剤のようだが、空気と一緒にゴムみたいのが入っていて、チューブに注入するとパンクも一緒に直してくれるらしい。マジか。
価格は \680 ざまぁ見やがれ修理セット。俺はこれを買うぞ――ッ!

試してみた。
キャップを開けて、バルブにあて、軽く押す。
シュッという音とともに前輪がパンパンに。あら、なにこれちょっと感動。
本格的な修理は期待していないケド、まだガスも余ってるし、ひょっとして家までもつんじゃないか?
ペダルをこぐたびに、段差を越えるたびに、湧いてくる称賛の声。
やだ、ちょっと、これ、なんか、すげー、便利? みたいな。
寄り道せずひたすら家を目指す。ていうか、暑くてこれ以上1秒たりとも耐えられません。
自宅が見えてきた。
すると! 急に前輪がへなへなしてきて、タイヤが地面にこすれる音が。
帰宅と同時にパンク復活。
こ、こいつ・・・、つなぎ役として完璧な仕事をしおったぞ!!
(偶然だと思うけど)

9/21追記
パンク修理剤を注入した状態で自転車屋にもっていくと修理を断られるぞッ!
通常のパンク修理ではなくチューブ交換になる。
本当の緊急時のばあいのみの使用をおすすめする。
また注入してしまったらパンクするまで乗りつぶすほうが金が無駄にならないかもしれない。
さっさと直してもらったほうが気分いいけどね。