インセプション

家にいて、暑いなーと思っていて、
今日映画の日かな?と思ったら、1週間過ぎていて、
アウトレイジってまだやってるんだっけ、と思ったらやってなくて、
このタイトルを見てピンときて、30分後には映画館にいたという、
ある夏の日。

衝動的に見に行ったおかげで、いまだにタイトルが「インフェッション」なんだか「インフェクション」なのか「プロフェッション」だか「インターセプション」だったかはっきりしない。
でも見て良かった。
おもしろかった。

コンセプト:これマトリックスじゃね?
マトリックス一作目を見た後に考えていたことなんだけど、プラグアウトして現実に戻ってきたはずなのになぜか首の後ろにもう一個穴がある「醒めぬ夢ホラー」展開というのが、まさにこの映画で表現されていてうれしかった。
別の世界にインするとき、背景も服装も変わってしまうことや、ケーブルにつながれた本体、中の世界では思ったことを現実にできるというのが、それっぽい。映画観てる間は気にならなかったのだけど、夢にインするという過程がすごくはしょられてるね。そこを描くと医療とかサイバーな感じが出てしまうけど、この映画はそこを故意に避けてる感じがする。夢の世界に干渉するというとなんだかSFぽい感じがしなかったし、ディカプリオとSFは全然結びつかないんだけど。

映像:楽しい!
あなたが心のどこかで観たいと思っていた映像がここに。バスタブに突き落とされるコブのハイスピード映像、破裂する町、折りたたまれる町、合わせ鏡のアーケード、遊園地のマジックハウス、まさかの無重力プレイ、雪山で雪崩にあったり、エレベータに人生を押しこんでみたり。金かかってんなーと思いながら見てました。

その他:
目的のためには観客ばかりか仲間もだましてしまうコブさん、ヒドス。。。でもみんな頑張った。ご都合主義的展開はいっぱいあったけど、でも頑張ったよ。
バートは吹っ切れることができたし、このあとどうなろうと彼はしっかりやってくだろう。どうなろうと。・・・修羅、場?
マイケル・ケイン来た。心の中で「ウィルバー・ラーチ!」と叫んだ。そういえば「サイダー」も最近見たし、「スルース」ダークナイト」も見てる。好きな俳優ランキングを上昇中。
モルさん。主人公に喜びと慰めを与える存在であるが、同時に苦悩の根であり夢の中では彼の計画を常に妨げる複雑な亡霊。うん、いい役だ。そして美人だ。