2.0化する生活

最近自分の情報収集に2.0の波が押し寄せてきたことについて。

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RSSリーダーが流行ってるらしいが、そんなにいいものなのかなぁ?
と、先週くらいに思った。
そのときは、普段使ってるFirefoxのトップページをGoogleのパーソナライズドホームにし、RSSリーダー拡張であるSageにいくつかのRSSを登録して受信していた。
これらはブラウザを立ち上げるだけで自然と目に入ってくる。
普段、興味のある分野以外の情報には何かと疎くなりがちな私にとっては、いい広範囲アンテナになるなぐらいに思っていたわけで。

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そのうちSageの操作がまどろっこしく感じられるようになった。
サイドバーを開いて更新ボタンを押す。
見たいフィードのタイトルをクリックすると画面左下に記事の一覧が(小さな文字で)表示されるので、それを押して記事を読む。
この過程で一番大事なのは、記事を選ぶことだと思う。
よっぽど関心のあるサイトなら、全更新を上から1つずつチェックするのもありだが、更新頻度の多いニュースサイトになると、そんな気も失せる。
だからタイトルの一覧を眺め、ぴぴーっときた記事を見たいわけだ。
しかしSageではこの記事一覧が見づらい。字が小さい。太字になってさらに見づらい。

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そんな不満を抱えつつ、専用のリーダーソフトを使おうとは思わなかった。
なぜなら私はかなり怠け者だからだ。
メールチェックなんか週に一度、場合によっては、2週、4週、さらに倍。
重要なメールなんか来ないのだから、常時メーラをあげているのは無駄だと思った挙句、新たに立ち上げる待ち時間が耐え切れなくなって、やがて心の片隅に追いやられてしまう。
これにさらにRSSリーダが加わったとしても、ハードディスクの肥やしにもならんわ、と。

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仕事でWindowsVistaを触る機会があった。
Vistaで追加された機能のひとつに、サイドバー&ガジェットがある。
時計やカレンダー、その他ポップなアプリケーションを画面上に設置できるという、よく今までなかったなぁというくらい、他のOSではおなじみの機能である。
このガジェットのひとつに、RSSリーダーがあらかじめ組み込まれていた。
3・4件の記事のタイトルが表示され、定期的に更新される。
記事名をクリックすると冒頭が表示され、さらにブラウザを開いて記事を確認できる。
これが、意外によかった。
退屈な作業の合間にぼーっと画面を眺めていると、ライターが読者の目を集めようと腕を振るった魅力的なタイトルが飛び込んできて、ついついクリックしてしまう。
どうやら私の求めていたのは、情報を見やすく表示し、簡単にアクセスできることだったと気づいた。

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食わず嫌いはよくないということで、RSSリーダーを試してみることにした。
といっても2種類。
まず試したのはFEEDBRINGER
ブラウザ上で操作でき、見た目がシンプルだったので興味を引かれた。
使用感は、シンプルだった。そして、ちょっと重かった。
次に試したのは、これを今も使っているのだが、glucose。
3ペイン型で見た目はオーソドックスだが、なんだか斬新な思想が取り込まれている、ような気がする。
操作説明がなく、いまいち使いこなせていないのが難点。
しかし、いくつかのフィードを登録してみると、動作が軽快でよい。
タブブラウザを組み込んでいて、画面操作に煩わされることがない。
Windowsの起動と同時に立ち上がりタスクトレイに常駐するので、読みたくなったら瞬時に起動できる。
検索という機能はなく、キーワード登録を行うことで記事を絞り込む。登録したキーワードは保存されるので、以後も継続してキーワードを含む記事をチェックすることができる。
とまあ、他のソフトを試してないので比較はできないのだが、自分にとっては十分使えるソフトだった。
もう少し私のレベルが上がるまでは使い続けそうな。

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それともうひとつ、Winampをインストールして、ShoutCastを聞き始めた。
世界中の誰でも、自分の好きな曲や喋りを配信できるらしい。(詳しくは知らない)
サイト上のキャスト一覧からボタンを押すだけで受信できる。
BGMに最適である。