人間が怖い

何でこんなに怖いのだろう。
1人の人は怖くない。全然怖くない。
2人でも大丈夫。まだOK。
3人いると、一歩下がってしまう。
4人いると、もう仲間に入れない。
10人いたら、もう一言もしゃべらない。
20人いたら、自分を埋没させる。
100人いたら、ようやく緊張を緩める。
でも、1人が一番怖くない。
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何でこんなに怖いのだろう。
いじめられたことはあるけど、たいしたものじゃない。
暴力を受けたことはほとんどない。
言葉の暴力は多少受けた。
でも大半の人は自分に危害を加えないことはわかっている。
もしかしたら自分が傲慢なだけではないかと思って、
謙虚に振舞おうとしたけど、
卑屈との違いがわからなくなって、
怖いと認めれば、それですむのでは、と思って、
やっと達した結論は、
自分でする分析なんてのは、
なんの解決にもならなかったていうこと。
そんなこと考えながら10年やってきた。
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さあ、考えてもしょうがない。
どっかに行かなくちゃ。
身体を鍛えなくちゃ。
人ごみに慣れなくちゃ。
経験して、失敗して、
失敗してもどうにかなるってことを学んで、
自分をありのままに愛せるようにならなくちゃ。
たとえそれが偽物の自信でもいいや。]
たとえそれがかなわぬ夢でもいいや。
きれいごとと言われたっていいや。